「自分の強味は自分が一番よく知っている」、という言う人もいれば、「自分の強味がわからない」という人もいます。「自分の強味は自分が一番よく知っている」、という言う人にも、「自分の強味がわからない」という人にも参考になる、プロの目から見ると・・・ということをお伝えします。
1. リクルーターというプロ
私は何度か転職を経験していますが、そのたびにリクルーター(ヘッドハンターと呼ばれることもある)にお世話になりました。
リクルーターは、何百人、何千人という人を見ています。その視点は「お客様の求めている人物に合うか?」です。お客様の求めている人物を紹介するにあたり、スキル、知識、スペック、実績といった物理的なことにプラスしてどんな性格で、どのような考え方や行動をするのか?さらにこんなところをみているの?ということもあります。
2. まさか、そんなこと?
ある時リクルーターにこんなことを言われました。「ホテル業界に興味ありますか?」
私は経歴的にマーケティングコミュニケーション、ブランディングが中心で、転職先としても広告代理店系か事業会社のマーケティングとばかり思っていました。
ホテル業界での実績は全くありません。ホテルのロビーラウンジなどの雰囲気は大好きですが(笑)
「え?」と思いました。それは先ほど説明した「履歴書的」な点ではまったく合致しないからです。とは言え、興味はあったので「はい、興味あります」と答えました。この時言われたのが「雰囲気的に合うと思う」ということ。「雰囲気?!」そんなところ?と驚きました。思わぬところに強味はあるものですね。
3.プロの視点とは?
その後ホテルに勤務することはありませんでしたが、たまたま後日ホテルに勤務する人に会った際にその話しをしたら、「わかる!」とひと言。もちろんリクルーターも「雰囲気」だけで紹介をするわけではありませんが、お客様によってはそこも大事なポイント、ということもあります。これはつまり「売れるポイント」の一つ。
プロは経験が長い分、見る視点が多いです、意外な視点で見ています。これは多くのお客様に接する中で「こういう人がいい」というリクエストから蓄積されたもの。つまり視点は多いほど、強味も増える(元々あるものを見極めることができる!)ということです。
多くの人をその視点で見てお客様に合った「売れるポイント」を探して人を紹介する、プロの視点はやっぱりすごいと思います。
まとめ
まとめさて、いかがでしたでしょうか?自分の強味がわからない?もしかすると、思わぬところがご自身の強味で、ただそれに気づいていないかもしれません。
■強みは思わぬところにある
■視点が増えると強みもふえる
■プロは視点をたくさんもっている
最後に
まだ起業して5年目ですが、だからこそ最初の2年の大変さが昨日のことのように思えますし、また乗り越えた先の世界も見ることができました。
目の前の同じような悩みをもった起業1年目の女性に「そこじゃない!こっち!」と声を大にして言いたいことがたくさんあります。
今回は、よく聞く「本当の強味がわからない、わからなくなってきた」という悩みへのヒントをお伝えしました。
女性が、自身の可能性を開花させて、喜びにあふれた人生を自由に楽しむことをチカラいっぱい応援したい!
そんな気持ちでブログを書いています。
少しでもお役に立てますように。
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